Canon VIL black購入と、レンジファインダーCanonブラックモデルについて

こんにちは。

 

実に974日ぶりにブログを書いています。

忙しかったというよりも、ルーティン化に失敗しました。

 

今後も思い出したときに何かしら書いていこうと思います。

 

最近は、23/6/12よりFUJIFILMの写真用フィルムの値上げ(と受注再開)も発表され、ますますフィルムカメラは縮小に向かっていく時期に差し掛かっています。

 

そんな中、私は1台のカメラを買いました。

 

Canon VIL black

Canon VIL ブラックです。秋葉原の2nd BASEさんにて購入しました。

www.2ndbase.jp

 

私は東京在住ではありませんが、Twitterで親切なフォロワーさんに教えていただき、知人に代理購入してもらいました。ありがとうございます。

 

早速旅に持ち出しています。程よく使い込まれた外装がこなれており、非常に良いですね。一方機能面では、変倍ファインダーは面白いですがそれほど使いよくもなく、特に理由がなければCanon Pで必要十分だなという感じも受けました。自分にとって大事なのは黒色であることなので、そこはまあどうでもいいのですが、、、

Canon VIL black + CANON LENS 35mm f2

 

ちなみに私はCanon/Nikonレンジファインダー機(中心に、各種国産カメラの)ブラックモデルを集めています。とはいえ全然集まってもいなければたいして見つかりもしませんので、実店舗、オンライン問わず、もしどこかで発見した場合は上記Twitterまでご一報いただけますと幸いです。(宣伝)

 

購入報告だけではなんなので、レンジファインダーCanonのブラックモデルについて少し書いておこうと思います。

(忘れたので思い出し次第追記→)クラシックカメラ専科Vol. ? には、P, 7, VIL, VIT, L1にブラックモデルが確認されているとの記述があります。

 

また私の知る限り、レンジファインダーNikonのブラックモデルについては偉大な研究者諸氏が発行した本の中で時折触れられていますが、日本語ではありませんし、インターネットにもあまり情報がありません。Canonについてはそうした情報はなお少ない気がします。

 

一方このブラックモデルはリペイント、後塗りが非常に多く、よく見ないで買うと偽物を掴まされます。たいていは誰でも見たら簡単に分かりますが、たまに悪意のある偽物が出ます。

 

ここでは私が今回のCanon VIL black購入にあたり真贋の判別に使用したいくつかのポイントを簡単に書いていこうと思います。長く書くと面倒になり、またブログから遠ざかる原因を産むので(笑)。

先に書いておきますが、これは個人の意見ですので、あくまで目安くらいにお考えください。

 

 

まずは外観全体についてです。

一般に、クロームのカメラを(ブラック)リペイントするためにはクロームめっきを剥離する必要があります。剥離を省略し、ただ上から塗ったり焼付塗装を行っただけのものはツヤツヤすぎたり、逆にマットな塗装だったりでおかしい見た目になります。それに一層多いので厚ぼったい感じになります。また本来一番外側の層であるクロームの上から無理に塗っているため定着性が悪く、ちょっと何かに当たっただけでペイントがポロポロ剥がれてくることもあります。質が悪いと表面が謎にザラついていたり、ホコリが混入していたりします。

とはいえ、特にPCのモニター上だと、基準を示すのが難しく、言葉でしか説明できないです。この理由からブラックモデルをヤ○オクやメ○カリなどオンライン市場で買うのはあまりオススメできないとよく言われています。(とはいえ私は割とそのあたりで購入することが多いです(笑))

 

 

続いて、各部を見ていきます。

前述の通り、リペイントのためには一般にめっき剥離が必要です。しかし黒くしなければいけないパーツと、そのままでいいパーツが当然あります。たいていの偽物はこのあたりがあやふやです。

 

セルフタイマー、吊り金具付近

Canonの場合、上の画像でいくと、本物はトップカバー、底カバー、巻き上げレバー、セルフタイマー、吊環、吊り金具が黒く塗られています。

注目すべきはセルフタイマーです。レンジファインダーCanonブラックモデルはセルフタイマーのトップ部分に白い丸がついています。この丸はただのペイントではなく、浅く丸型に彫られたのち白い塗料が流し込まれています。セルフタイマーが張革と同化してしまい視認性が悪くなることを避ける目的で付けられたものかと思いますが、これのおかげでほとんどは真贋判定ができます。リペイントでいちいち彫って白い塗料流していたら大変なコストですしね。むしろここまで再現したリペイントがあったら丁寧な仕事に感謝して購入すべきかもしれません。値段次第ですが。

 

 

 

ここまではよく知られている点を書いていきました。しかし書くのが面倒になったので今回はここまでにします。好評であれば、いや誰もこのブログを見ていなくても、続編を書こうと思います。(笑)

 

では